[2022_01_20_04]原子力政策に批判的な専門家も参加 県原子力専門委分科会 川内原発運転期間延長を巡り(鹿児島テレビ2022年1月20日)
 
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原子力政策に批判的な専門家も参加 県原子力専門委分科会 川内原発運転期間延長を巡り

 鹿児島県薩摩川内市にある川内原発の運転延長を検証する県の委員会に、原子力政策に批判的な専門家が初めて参加した分科会が20日、行われました。
 県原子力専門委員会の分科会は、川内原発の運転延長に関して集中的に検証するために2021年12月に設置されたもので原子力政策に批判的な専門家を含む6人で構成されています。
 川内原発は、1号機が2024年、2号機が2025年に運転開始から40年の運転期限を迎え、運転延長に必要な「特別点検」が1号機は2021年10月から行われていて、2号機は2月下旬からを予定しています。
 委員からは、今後の議論の進め方について九州電力に厳格な姿勢を求める場面もありました。

 後藤政志委員

 「曖昧なものをこれでよいとしてしまったのが福島原発の事故。九州電力で説明して 納得したらそれでいいし不十分だったらちゃんとやる。全部できないかもしれないがそう進めるほうがお互いにいいのでは」
 分科会では九州電力が運転延長の申請を行った場合、運転を延長しても問題はないかの検証結果を原子力規制委員会の判断の前に出すことになっています。
 塩田知事は、3月までには分科会の委員に、さらに批判的な専門家を追加する考えです。
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