[2021_09_21_01]川内原発20年延長 原子力専門委 構成見直しへ(南日本放送2021年9月21日)
 
参照元
川内原発20年延長 原子力専門委 構成見直しへ

 鹿児島県の塩田知事は、今後、川内原発の運転延長について話し合うことになる県の専門委員会に原子力政策に批判的な学識経験者も加えるため、国や他の県の委員などから発言や研究内容を踏まえて検討を進めていることを明らかにしました。
 川内原発は1号機が2024年に、2号機が翌2025年に運転期限の40年を迎えますが、原子力規制委員会が認めれば最長で20年延長できます。九州電力の池辺和弘社長は今年4月、川内原発の運転延長の是非を判断する特別点検を検討する考えを示しています。
 こうした運転延長の動きに対応するため、塩田知事は県の専門委員会の構成を原子力政策に批判的な学識経験者も加える形で見直す考えで、21日の県議会で、国や他県の委員会の委員の発言内容や研究内容を見ながら検討を進めていることを明らかにしました。
(塩田知事)「原子力発電所運転延長に関する科学的・技術的な検証に必要な専門分野における学識経験者について、関係学会や、国及び他県の原子力関係委員会の委員の就任状況や、委員会における発言内容、研究内容を踏まえながら、検討を進めている」
 一方で、委員の選定の時期は未定としています。

KEY_WORD:SENDAI_: