[2021_05_14_02]薩摩川内市 反原発団体が運転延長反対など申し入れ(MBC南日本放送2021年5月14日)
 
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薩摩川内市 反原発団体が運転延長反対など申し入れ

 反原発の市民団体が14日、鹿児島県薩摩川内市に川内原発の運転延長に同意しないことなどを求める申し入れをしました。
 14日、薩摩川内市役所を訪れたのは、川内原発建設反対連絡協議会の鳥原良子会長ら5人です。鳥原会長らは、田中良二市長に川内原発の運転延長に同意しないことや、市民に対し原発に関するより具体的な広報とていねいな説明を行うことなど5つの項目について申し入れをしました。
 川内原発は1号機が2024年、2号機が翌2025年に運転期限の40年を迎えますが、原子力規制委員会が認めれば最長で20年延長できます。
 九州電力の池辺和弘社長は先月、川内原発で、運転延長に必要な特別点検の実施について検討を始めると述べています。
(川内原発建設反対連絡協議会・鳥原良子会長)「福島第一原発事故から10年。(川内原発の)20年延長などとんでもないとの市民の声を受け止め、決心していただきたい」
(薩摩川内市・田中良二市長)「ご意見をいただいたのは貴重な機会。(現段階で)運転延長の可否について言及・判断することはない」「(九電から正式に申し入れあれば)原発の安全協定の趣旨に照らして厳正・慎重に議会とともに検討しながら判断進めていく」
 反原発の市民団体が薩摩川内市長に面会し、直接申し入れをするのは4年ぶりで、市は今後内容について検討するとしています。
MBC南日本放送 | 鹿児島
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