[2020_10_23_07]川内原発 運転再開に向け燃料装荷進む 24日未明にも完了へ(MBC南日本放送2020年10月23日)
 
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川内原発 運転再開に向け燃料装荷進む 24日未明にも完了へ

 テロ対策施設の完成遅れのために停止している川内原発では、運転再開に向けて核燃料を原子炉に入れる装荷作業が行われています。作業は早ければ24日未明にも完了する見込みです。
 川内原発は、新しい規制基準で設置が義務付けられている旅客機の衝突などの攻撃を受けても、原子炉格納容器の破損を防ぐテロ対策施設の完成が遅れたため、1号機がことし3月、2号機がことし5月に停止し、定期検査入りしています。
 九州電力によりますと、定期検査は順調に進んでいて、21日からは1号機の運転再開に向けて、検査のため取り出していた核燃料の集合体157体を原子炉に入れる装荷作業を始めました。作業は早ければ24日未明にも完了する見込みです。
 テロ対策施設の工事は現在、9割が完了していていて、作業が順調に進めば当初より予定が1か月前倒しされます。国の使用前検査は1号機が11月中旬に、2号機が12月中旬に行われ、発電再開は1号機が11月26日、2号機が12月26日の見込みです。テロ対策施設が完成して再稼働すれば、国内では初めてとなります。
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