[2022_02_09_05]ウラン濃縮工場、9月運転再開/原燃が方針(東奥日報2022年2月9日)
 
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ウラン濃縮工場、9月運転再開/原燃が方針

 日本原燃は9日、ウラン濃縮工場(青森県六ケ所村)の生産運転を9月に再開するとの新たな目標を明らかにした。追加の安全対策工事は7月に完了する見込みで、運転再開前までに使用前検査や原子力規制委員会による確認などを済ませる。原燃は先月、認可手続きや工事の遅れから、2021年度としていた生産運転の再開目標を22年度半ばごろに延期する方針を示していた。
 同工場は17年9月、保守管理のトラブルを受けた安全確認活動、追加の安全対策工事などを理由に生産運転を停止した。再開を計画しているのは、第2期分の生産ライン「RE-2」で、許可済みの生産能力・年間450トンSWU(分離作業単位)のうち新型遠心分離機への更新が終わった75トンSWU分。
 原燃は同日、新たな目標を盛り込んだ工事計画を規制委に提出、追加の安全対策の完了時期を21年度から「22年度」に変更した。
 ほかに、第1期分の生産ライン「RE-1」で、六フッ化ウランを供給する配管を閉じ、更新を計画している既存設備を廃棄物として保管する工事や作業の完了時期を、21年度から「26年度」に繰り延べた。
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