[2022_01_27_04]日本原燃、ウラン濃縮工場の再稼働延期 22年度半ばへ(日経新聞2022年1月27日)
 
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日本原燃、ウラン濃縮工場の再稼働延期 22年度半ばへ

 日本原燃の増田尚宏社長は27日の定例会見で、ウラン濃縮工場の再稼働時期を2021年度から22年度半ばに再延期する見通しを示した。原子力規制委員会が進める安全対策工事計画の審査への対応が遅れていることを理由とした。
 ウラン濃縮工場は遠心分離機を使い天然ウランの核分裂性を高めることで、原子力発電所の燃料として使えるようにする施設。17年に排気ダクトが腐食するなどの点検漏れのトラブルがあり稼働を停止した。18年度に安全対策工事を完了して再稼働する予定だったが、規制委に向けた申請準備に時間を要することなどから21年度に延期していた。
 原子力発電所から発生する使用済み核燃料の再処理工場の完成時期については、増田社長は目標の22年度上期を維持する方針を改めて示した。
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