[2020_12_24_06]原燃、低レベル廃棄物のさびの原因公表(東奥日報2020年12月24日)
 
 日本原燃は23日、日本原子力発電・東海第2原発から受け入れた低レベル放射性廃棄物のドラム缶にさびが見つかった原因と、今後の対策を発表した。原電が傷のさびを除去しないまま塗装を塗り直した上、2年半にわたってドラム缶を保管しているうちにさびが進んで膨張し塗装がはがれたことが原因という。
 さびが見つかったのは、2月に六ヶ所村の低レベル廃棄物埋設センターに搬入された200リットルドラム缶832本のうちの1本で、5月に返送された。さびはドラム缶を貫通していなかったという。
 原燃は今後の対策として、傷を塗装し直す際にさび除去や記録作成などを手順に加えていることを確認する。原電は、ドラム缶の搬出まで1年以上かかる場合は搬出前に外観を点検することなどを決めた。
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