[2023_04_26_02]規制委視察前に 日本原燃社長「対策の有効性見てほしい」(NHK2023年4月26日)
 
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規制委視察前に 日本原燃社長「対策の有効性見てほしい」

 六ヶ所村の使用済み核燃料の再処理工場で、去年起きたトラブルを受けて、27日から原子力規制委員会の委員などが視察に訪れます。これを前に、26日、日本原燃の増田尚宏社長は、「再発防止対策の確認という情けない形になったが、対策の有効性などを見てもらいたい」と述べました。
 去年7月、六ヶ所村の再処理工場の高レベルの放射性廃液を保管するタンクの1つで、冷却設備の機能がおよそ8時間停止するトラブルがあり、27日からの2日間、原子力規制委員会の委員などが六ヶ所村を訪れ、再処理工場などを視察します。
 これを前に、日本原燃の増田社長は、26日、「再発防止対策の確認という情けない形になったが、現場を見てもらうのは大変ありがたい。対策の有効性などを見てもらい、何かあれば指摘をもらい、安全性向上のために変えるべきところは変えていきたい」と述べました。
 また、増田社長は、再処理工場の着工開始からまもなく30年となることについて、「30年間建設している工場は普通ではあり得ないが、核燃料サイクルの重要性もあって存在を許されている。1日も早い安全安心な再処理工場の完成を目指して取り組んでいきたい」と述べました。
 再処理工場をめぐっては、原子力規制委員会による審査で記載漏れなどの不備が3100ページにわたって見つかるなどして滞っていて、日本原燃は関西電力の支援を受けて、対応の改善を進めています。
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