[2023_03_22_05]再処理工場で監視できないトラブル 日本原燃が再発防止策(NHK2023年3月22日)
 
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再処理工場で監視できないトラブル 日本原燃が再発防止策

 六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で、IAEA=国際原子力機関が行う監視業務の対象となる部屋の照明が切れたまま、一時、監視が行えなくなったトラブルについて、事業者の日本原燃は、縦割り業務の影響で組織内の連携が悪かったことが背景にあるとして、各部署の役割を明確化するなどの再発防止策を取りまとめたと発表しました。
 六ヶ所村の再処理工場ではことし1月、核物質が核兵器などに転用されるのを防ぐため、IAEAが行う監視業務の対象となる部屋で、一部の電球が切れていたため照明が消え、一時、監視できなくなりました。
 これについて、日本原燃は22日、原子力規制委員会に原因の調査結果と再発防止策などを報告し、青森市内で会見を開きました。
 それによりますと、トラブルの原因の1つは、部屋の照明の管理基準が明文化されていなかったことだとしています。
 さらに、その背景には、縦割り業務の影響で組織内の連携が悪かったことが挙げられ、部署と部署の間で必要な情報が共有されていなかったとしています。
 このため日本原燃は、▽照明の管理基準を明文化するとともに、▽組織内の連携改善に向け、再処理工場長が各部署の役割を明確にするなどとした再発防止策を取りまとめたということです。
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