[2023_02_28_03]六ヶ所村 再処理工場で部屋の照明切れ 日本原燃社長が陳謝(NHK2023年2月28日)
 
参照元
六ヶ所村 再処理工場で部屋の照明切れ 日本原燃社長が陳謝

 六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で、IAEA=国際原子力機関が行う監視業務の対象となる部屋の照明が切れたまま、一時、監視が行えなくなるなどトラブルが続いたことについて、日本原燃の増田尚宏社長は、「地域や関係者の皆さんに心配と迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした」と陳謝しました。
 六ヶ所村の再処理工場では、先月、核物質が核兵器などに転用されるのを防ぐためIAEAが行う監視業務の対象となる部屋の照明が切れ、一時、監視が行えなくなっていました。
 一部の電球が切れていたことが原因だとしています。
 さらに、先月には、使用済み核燃料から再利用できるプルトニウムを取り出す施設から数百メートル離れたところにある消防車の車庫の前で、消防車のエンジンなどが焼ける火災も起きています。
 日本原燃の増田社長は、28日の定例会見の冒頭で、「地域や関係する皆さんに心配と迷惑をおかけたしたことをおわび申し上げます」と陳謝しました。
 また、IAEAの監視の一時中断については、「核燃料物質を扱う事業者として保障措置の観点からあってはならない事象だと大変重く受け止めている」と述べました。
 このほか、消防車の火災の原因は、漏れ出たエンジンオイルに引火したと推定されていることを明らかにしたうえで、監視の強化を進めるとしています。
 そのうえで、「今後このようなことで地域の方に心配をかけないよう安全最優先に取り組んでいく」と述べ、一連のトラブルについて再発防止策を徹底する考えを示しました。
KEY_WORD:六ケ所_IAEA_核監視できず_:ROKKA_: