[2024_07_18_01]日本原燃 再処理工場の完成時期 目標の見直しは行わず(NHK2024年7月18日)
 
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日本原燃 再処理工場の完成時期 目標の見直しは行わず

 15:32
 六ヶ所村で建設が進む使用済み核燃料の再処理工場について、事業者の日本原燃が目標とする完成時期が残り2か月余りに迫る中、増田尚宏社長は「工夫する余地はまだある」などと述べ、現時点では目標の見直しは行わない考えを改めて強調しました。
 日本原燃は、使用済み核燃料の再処理工場の完成時期の目標を「2024年度上期のできるだけ早い時期」として、ことし9月末までに完成させたい考えですが、原子力規制委員会による審査などが今も続いているほか、4か月から7か月程度かけて行う使用前の確認検査も本格的に進んでいません。
 これについて日本原燃の増田社長は18日の記者会見で「残された時間が少なくなっているのは確かで、工程が計画どおりに進んでいないのは否定しない」と述べました。
 一方で「工夫をする余地はまだまだあると思っており、みんなで必死になって頑張っていきたい」などと述べ、再処理工場の完成時期の目標の見直しは現時点では行わない考えを改めて強調しました。
 そのうえで増田社長は、目標を見直すかどうかは来月、開かれる見通しの原子力規制委員会の審査状況を踏まえて見極めるとしていますが、残された時間は2か月余りで目標の延期は事実上、避けられない状況となっています。
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