[2020_11_16_05]反原発・反核燃掲げ 県内外の団体が集会 青森(東奥日報2020年11月16日)
 
 本県の原発や核燃料サイクル施設に反対する県内外の団体が集う「反核燃 秋の共同行動」が15日、青森市のねぶたの家ワ・ラッセで開かれた。
 核燃サイクル阻止1万人J訴訟原告団の浅石紘爾代表は、昨年の集会を機に「本県を高レベル放射性廃棄物の最終処分地にしない」県条例制定を求める署名活動を始めたことを説明し、「この背景にある原子力政策、再処理政策の矛盾を県民に知ってほしい。高しベル廃棄物の発生源となる原発、再処理工場を稼働させるベきではない」と述べた。また、米大統領選の結果を受けて「核不拡散の観点から余剰プルトニウムの問題を米国に問われた際、日本はどう再処理に向き合うのか」と疑問を呈した。
 集会には45人が参加。冒頭、9月に亡くなった「大間原発に反対する会」の奥本征雄さん(大間町)をしのんで黙とうをささげた。
 最後に参加者全員で「今後ともサイクル施設、中間貯蔵施設、原発に反対していく」とする集会アピールを採択した。
 前日の14日はむつ市で集会を行った。(加藤景子)
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