[2023_07_08_06]東通原発の基準地震動 策定議論へ「最終断面」 東北電・青森支店長(東奥日報2023年7月8日)
 
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東通原発の基準地震動 策定議論へ「最終断面」 東北電・青森支店長

 東北電力の沼畑秀樹執行役員青森支店長は7日、青森市内での定例記者会見で、東通原発1号機(東通村)の原子力規制委員会による安全審査に関し、設備審査の前提となる基準地震動、基準津波の本格的な策定議論に向けて「最終断面に来ている」との認識を示した。
 再稼働に向けた安全審査のうち、耐震設計の目安となる揺れ、想定される津波高といった地震・津波審査が長期化。現在までに、両基準の策定に必要な地震動や波源モデルなど多くの項目は議論を終え、沼畑支店長は「策定に向け着実に進捗している」と強調する。
 一方、両基準の策定を本格議論する審査会合を今春と想定していた工程表には遅れが生じ、いまだ開催に至っていない。沼畑支店長は「(合格済みで宮城県の)女川原発2号機の経験を生かし、できるだけ早く効率的に進めるよう努力したい」と述べた。
    (佐々木大輔)
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