[2021_03_25_04]地震でボルトなど落下 女川原発に立ち入り調査(tbc東北2021年3月25日)
 
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地震でボルトなど落下 女川原発に立ち入り調査

 2月13日と3月20日の地震で、女川原発3号機の使用済み核燃料の保管プールに、ボルトなどが落下する被害が相次いだことを受け、宮城県や女川町などは25日、立ち入り調査して状況を確認しました。
 調査には県や女川町、石巻市などの職員が参加し、2月13日と3月20日の地震による被害の説明を受けた後、3号機に入りました。3号機では、2度の地震で、原子炉建屋内の天井付近の点検用の足場から外れたボルト類などが、使用済み核燃料の保管プールや床に落ちました。落下したボルトは合わせて13か所に及び、そのうち少なくともボルト類5個と、金属片1つがプール内に落ちて、すぐに回収できない事態となっています。調査後、県の担当者は安全管理のさらなる徹底を求めました。
 東北電力は「安全上重要な設備に異常はなく、放射性物質に影響もない」と説明していますが、今後、水中カメラを使い、使用済み核燃料を点検するとともにボルトなどを回収することにしています。
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