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原発事故に備え　女川原発5キロ圏内などの住民にヨウ素剤配布　全国初の郵送も開始
　女川原発の重大事故に備え、県は周辺住民に対するヨウ素剤の事前配布説明会を開きました。
　今年は新型コロナウイルスへの対応として、全国で初めて郵送でも配布されます。
　ヨウ素剤は原発事故の際、のどにある甲状腺の被ばくを防ぐために服用する薬です。
　県内では女川原発から5キロ圏内と、5キロ圏内を通って避難する住民のうち、40歳未満や妊婦などが事前配布の対象となっています。
　女川町では156人が対象となっていて、20日に説明会が開かれました。会場では服用方法や副作用の説明に加え、保健師による問診を受けたうえで出席者にヨウ素剤が配られました。
　今年は新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、郵送による配布も行っています。
　県は医師が副作用などを説明する動画をホームページに掲載していて、郵送を希望する人は動画を見たあと、健康状態を確認するチェックリストに記入して県に送付し、問題が無ければ自宅にヨウ素剤が送られるということです。
　ヨウ素剤の郵送配布は全国で初めてで、20日から始まっています。