[2023_11_14_05]RFS仕様追加申請 会合でおおむね了承 規制委(東奥日報2023年11月14日)
 
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RFS仕様追加申請 会合でおおむね了承 規制委

 原子力規制委員会は13日、東京都内で開いたリサイクル燃料貯蔵(RFS、むつ市)の使用済み核燃料中間貯蔵施設の審査会合で、燃料を入れる金属製容器(キャスク)の仕様を追加するRFSの申請を、おおむね了承した。
 RFSは規制委から再検討を求められていた事項のうち、ガス状の放射性物質濃度を測定するガスモニターの撤去については撤回。「仮想的大規模津波」発生に備えキャスクの受け入れ区域周辺に盛り土を行い敷地境界線量を基準の年間1ミリシーベルト以下とする対策については、盛り土を設けずに基数の制限で対応すると説明。それぞれ了承された。
 規制委側はRFSに対し「(指摘事項について)内部で誰も気付かなかったことに不安を覚える。しっかりと課題を発見できることが大切」と注文した。
 RFSは、日本原子力発電敦賀原発の加圧水型軽水炉用、同じく東海第2原発の沸騰水型軽水炉用のキャスクを受け入れることができるよう、9月に規制委に対し事業変更許可を申請していた。  (本間善幸)
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