[2023_11_25_03]柏崎刈羽原発 違法薬物検査結果見誤ったまま社員が区域内に(NHK2023年11月25日)
 
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柏崎刈羽原発 違法薬物検査結果見誤ったまま社員が区域内に

 15時13分
 柏崎刈羽原子力発電所で先月、違法薬物の抜き打ち検査で陽性反応を示した社員について担当者が陰性と見誤り、本来は入れない発電所内のエリアに入ることを認めたとして、東京電力は24日の会見でマニュアルの見直しなど再発防止策を徹底していく考えを示しました。
 東京電力によりますと、先月2日、柏崎刈羽原発で違法薬物の抜き打ち検査を行った際、社員の1人が陽性反応を示していたにも関わらず、検査の担当者が陰性と見誤り、入域が制限されている「防護区域」に入ることを認めたということです。
 この社員は防護区域に入りましたが、別の担当者が誤りに気づき、この社員にいったんこのエリアから出るように指示しました。
 その後、警察がこの社員に薬物検査を行ったところ陰性だったため、再び防護区域に入ることを認めましたが、この際も社内マニュアルに定められた医療機関での検査を受けさせずに許可を出したということです。
 東京電力は24日の会見で検査の担当者への指導や教育が不十分で、薬物検査の判定について理解が不足していたことが原因だとしたうえで、検査担当者への再教育や防護区域に入る際のマニュアルの見直しなど再発防止策を徹底していく考えを示しました。
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