[2023_08_28_10]青森 国内初の中間貯蔵施設 「保安規定」を認可 原子力規制委(NHK2023年8月28日)
 
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青森 国内初の中間貯蔵施設 「保安規定」を認可 原子力規制委

 2023年8月28日 21時40分
 青森県にある原子力発電所の使用済みの核燃料を一時保管する国内で初めての「中間貯蔵施設」について、原子力規制委員会は28日、最後まで審査が続いていた施設の運用方法などを定める「保安規定」を認可しました。ただ、実際に核燃料を運び込める見通しは立っておらず、事業者は具体的な事業の開始時期は今後、調整するとしています。
 青森県むつ市に建設中の「中間貯蔵施設」は、原子力発電所から出る使用済み核燃料を一時的に保管する国内初の施設で、3年前に原子力規制委員会の新しい規制基準の審査に合格しています。
 原子力規制委員会は28日、最後まで審査が続いていた、使用済み核燃料が入った容器の保管や、放射線管理の手順といった、核燃料を受け入れた後の施設の運用方法などを定めた「保安規定」を認可しました。
 事業者のリサイクル燃料貯蔵は今後、青森県やむつ市と安全協定を結んだ上で、原子力規制委員会による「使用前検査」を受けたあと、貯蔵事業を始める方針です。
 ただ、検査に使う使用済み核燃料を運び出すはずだった東京電力の柏崎刈羽原子力発電所では、テロ対策上の重大な不備が相次いで見つかり、原子力規制委員会から核燃料の移動を禁止する処分が出されています。
 このため、核燃料を運び込める見通しは立っておらず、リサイクル燃料貯蔵は具体的な貯蔵事業の開始時期については今後、調整するとしています。
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