[2023_01_20_08]柏崎刈羽3号機 東電提出の審査書類に149か所の誤り(NHK2023年1月20日)
 
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柏崎刈羽3号機 東電提出の審査書類に149か所の誤り

 運転開始から30年となる柏崎刈羽原子力発電所3号機の設備の管理状況などを確認する原子力規制庁の会合が19日、開かれ、東京電力は審査のために提出した書類に149か所の誤りがあったことを明らかにしました。
 原発は運転開始から30年となる前に設備の管理状況などを確認する原子力規制委員会の審査を受ける必要があります。柏崎刈羽原発3号機は現在運転を停止していますが、ことし8月に運転開始から30年となるため、東京電力は去年8月、審査に必要な書類を原子力規制委員会に提出しました。
 そして19日、開かれた原子力規制庁の会合で東京電力は書類に149か所の誤りがあったことを明らかにし、このうち131か所はすでに審査を終えた柏崎刈羽原発2号機の情報を使っていたということです。
 書類には設備の今後の管理方針を確認するため、ポンプなどの詳しい情報を記す必要がありますが、東京電力は素材や使用条件などの詳細を確認できないものについて安全性の評価に影響が無いことを確認したうえでメーカーや型式が同じ2号機の設備の情報を使ったと説明しました。
 原子力規制庁の担当者は「詳細を確認できないのであればそのように記載すべきだった。書類の信頼性に関わる話なので重く受け止め、再発防止をしっかり考えてほしい」と述べました。
 東京電力は「反省すべきだと考えている。再発防止に取り組みたい」と答えていました。
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