[2022_01_24_07]伊方原発3号機の営業運転再開(NHK2022年1月24日)
 
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伊方原発3号機の営業運転再開

 おととし(R2)起きた連続トラブルなどの影響で運転停止が続いていた四国電力の伊方原子力発電所3号機は、24日定期検査が終了し、営業運転に入りました。
 3号機の営業運転の再開はおよそ2年1か月ぶりとなります。
 伊方原発3号機では、3年前の2019年12月に定期検査に入ったあと、原子炉の出力を調整する制御棒を誤って引き抜くなどのトラブルが相次いだほか、緊急時の待機要員が無断外出した問題も発覚した影響などで、運転停止が続いていました。
 その後、四国電力は、再発防止策などについて県や地元・伊方町の理解が得られたとして去年(R3)12月、およそ1年11か月ぶりに原子炉を起動させ、調整運転を続けてきました。
 四国電力によりますと、最終的な検査を経て運転が安定していることが確認されたことから、24日に定期検査が終了し、午後3時10分から営業運転に入ったということです。
 3号機の営業運転は2019年12月以来、およそ2年1か月ぶりとなります。
 一方、四国電力が去年(R3)地元住民から集めた声のなかでは原発の連続トラブルなどについて厳しい意見が寄せられて、引き続き、安全確保の徹底や信頼回復が求められます。
 四国電力は「引き続き安全確保を最優先に今後の安全・安定運転に万全を期してまいります」とコメントしています。
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