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伊方原発3号機の再稼働、延期の可能性 定例会見で四電社長が示唆（愛媛）
　四国電力の長井啓介社長は30日、伊方原発3号機（愛媛県伊方町）の再稼働日程について、当初計画の10月12日から延期する可能性があるとの考えを改めて示した。高松市の本店で開かれた定例会見で「（運転再開）日程が動く可能性が十分ある」と述べた。
　伊方原発では重大事故に備える緊急対応要員の社員が勤務中に無断外出していたことが判明し、9月8日、原子力規制委員会が保安規定違反と認定した。これを受け、長井社長は再発防止策をまとめた報告書を県に提出した際「原子炉起動（再稼働）以降の工程は県の指導を受けて改めて策定し公表する」と述べ、運転再開を先延ばしする可能性を示唆していた。