[2016_08_21_01]原子力民間規制委・いかたと原子力民間規制委・東京が四国電力に聴聞 伊方町で、中央構造線や地震についての学習会開催(8月20日) 伊方原発の危険性、浮き彫りに 坂東喜久恵(原子力民間規制委・東京事務局)(たんぽぽ舎メルマガ2016年8月21日) |
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○8月19日(金)松山の四国電力原子力本部で、「原子力民間規制委・いかた」と「原子力民間規制委・東京」 が出してある『規制勧告』に対し、第2回目の聴聞(ヒヤリング)を実施。 今回は(1)冷却材喪失事故での炉心損傷の防止 (11)逆U字管に溜まる水素について、の2点に対する回答をを詳しく討議。白熱したやりとりになりました。 又、当初設計時から大幅に数値を上げた地震動に対する対策についても回答を求めました。 四電の回答は、従前からの回答に終始し、踏み込んだものは出してこなかったため、今後の課題となりました。 ※詳細な報告は後日、たんぽぽ舎HP http://www.tanpoposya.com/ の「原子力民間規制委・東京」にアップします。 ○翌8月20日には、伊方原発立地の伊方町で「中央構造線と佐田岬の地震環境と防災」について、岡村眞先生(高知大学防災推進センター特任教授・地震地質学)を迎えての学習会が開催されました。 1200年の歴史を持つ由緒ある「法通寺」(第56番目札所でもあります)で、地元の方を中心に民間規制委のメンバーも参加し、中央構造線による地震と南海トラフ地震の双方の影響を受ける佐田岬の問題について、じっくりと学びました。わかりやすい説明に、地元の方々も頷きながら聞き入っていました。 ※主催者の「佐多岬半島の地質を考える会」の堀内美鈴さんから当日取材に来たNHKの朝のニュースの報告が届いています。 ○昨日(20日)、伊方町で高知大学の岡村総合研究センター先生の講演会が開催されました。 以下からニュースを視聴いただけます。 http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20160821/4441431.html 活断層研究者が伊方町で講演 08月21日 07時20分 伊方原子力発電所が立地する愛媛県伊方町で20日、活断層に詳しい高知大学の研究者が講演し、熊本地震の発生を踏まえ、「中央構造線断層帯」でも規模の大きな地震が起きる可能性があるとして、しっかり対策をとっておくべきだと指摘しました。 伊方町の住民グループが開いた講演会には、町内や隣接する八幡浜市から20人余りが集まりました。 活断層に詳しい高知大学防災推進センターの岡村眞特任教授が、中央構造線断層帯で地震が起きた場合、佐田岬半島にどのような影響が出るのかなどをテーマに講演しました。 岡村特任教授は中央構造線断層帯の特徴について、「四国から近畿にかけて600キロ余りにわたってS字型に存在し、佐田岬半島の沖合では特に伊方原発の前で断層のずれが大きい」と指摘しました。 その上で、熊本地震が発生したことを踏まえ、中央構造線断層帯でも規模の大きな地震が起きる可能性があるとして、「地震が起きる前からしっかり対策をとっておくべきだ」と述べました。 参加した70代の女性は、「今後もこうした会に参加して勉強していきたい」と話していました。 |
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