[2021_02_20_07]内閣府想定以上最大波高を想定/東北電東通原発(dmenu_東奥日報2021年2月20日)
 
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内閣府想定以上最大波高を想定/東北電東通原発

 原子力規制委員会は19日、東北電力東通原発と電源開発(Jパワー)大間原発の津波対策評価の審査会合を行った。両社は内閣府が昨年4月に公表した日本海溝・千島海溝沿い巨大地震被害想定の津波対応を示し、東北電力は想定モデルの最大波高が内閣府想定を上回るとした。一方Jパワーの想定モデルでは波高が内閣府想定を下回った。
 東北電力は十勝沖・根室沖から岩手県沖北部の連動型地震による津波モデルによる敷地前面の最大波高を11.17メートルと想定、内閣府想定から割り出した波高8.98〜9.72メートルを上回るとした。
 Jパワーは三陸沖から根室沖のプレート間地震による津波モデルで敷地内の最大波高を3.69メートルと想定。内閣府想定は4.01メートルだった。日本海東縁部で想定される地震による津波は波高5.85メートルに達するとした。
 両原発の津波評価を巡る審査会合の合同開催は初めて。規制委側は審査の効率化のため合同にしたと説明した。
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