[2016_04_29_01]東通原発の津波想定 妥当性判断持ち越し 規制委(東奥日報2016年4月29日)
 原子力規制委員会は26日、東北電力東通原発の審査会合を都内で開いた。東北電は同原発で想定する最大津波を11・7メートルと説明したが、規制委側は津波を引き起こす震源域についてなお検討が必要とし、妥当性の判断を持ち越した。
 東北電は敷地に最も大きな津波をもたらす地震として、根室沖、十勝沖、三陸沖北部が連動するプレート間地震を想定していると説明。規制委側は震源域が根室沖からさらに北に広がる可能性も考慮する必要があるとし、再検討を求めた。
 東通原発の敷地は海抜13メートルにあり、その上に高さ3メートルの防潮堤を設けている。
 (古川靖隆)
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