[2020_08_28_03]新燃料142体、10年ぶりに搬入 浜岡原発、全炉停止後初(静岡新聞SBS2020年8月28日)
 
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新燃料142体、10年ぶりに搬入 浜岡原発、全炉停止後初

 中部電力は27日、運転停止中の浜岡原発(御前崎市佐倉)に新燃料集合体(ウラン燃料)142体を搬入したと発表した。新燃料の搬入は2010年9月以来で、東日本大震災に伴う全炉停止後初めて。5号機の原子炉建屋内に保管する方針。
 神奈川県横須賀市の核燃料加工会社「グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン」から、ステンレス鋼の輸送容器(全長約5メートル)71個に入れて大型トラック8台で運ばれた。二つの車列に分かれ、最初の4台は同日午後1時25分ごろ、約40分後に残りの4台が到着した。
 中電によると、搬入した142体は09年にグローバル社に製造を発注。同社は製造後も燃料を保管していたが、新規制基準への対応工事を円滑に行うため、早期に輸送したいと中電に要請した。5号機は原子力規制委員会の適合性審査を申請しておらず、中電は「再稼働についてお話しできる段階にはない」としている。
 新燃料は10〜12月にも144体を搬入する予定。
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