[2020_07_16_02]掛川市民「原発は廃炉・停止」5割を切る(静岡県)(SBS静岡放送2020年7月16日)
 
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掛川市民「原発は廃炉・停止」5割を切る(静岡県)

 掛川市が実施した2020年度の市民意識調査で、浜岡原発の今後について「廃炉・停止」とした市民が初めて5割を切ったと発表しました。
 掛川市 松井三郎市長「廃炉・停止を望む意見が44.6%となり、2019年と比べ6.8ポイント減少し、今回初めて5割を下回る結果となりました」
 2020年度の掛川市の市民意識調査の中で、浜岡原発の今後についての質問に対し、「廃炉にしたほうがよい」が2019年度より7.9ポイント少ない32.8%で、「停止しておいたほうがよい」と合わせると44.6%となり、2013年度に質問が設けられてから初めて5割を下回りました。年代別では、若者の「廃炉・停止」の意見が大きく減少していて、掛川市の松井三郎市長は、福島第一原発の事故から9年が経過し危機意識が薄らいでいることや、中部電力が安全対策を進めていることを要因として上げました。その一方で、「安全が確認できれば稼働」と答えた市民は29.5%にとどまっていて、松井市長は市民の再稼働への理解は得られていないとし浜岡原発の再稼働に対して改めて慎重な姿勢を示しました。
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