[2022_03_07_03]玄海3号機で放射性物質の漏えい確認 燃料棒から、外部への影響なし(西日本新聞2022年3月7日)
 
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玄海3号機で放射性物質の漏えい確認 燃料棒から、外部への影響なし

 九州電力は7日、定期検査中の玄海原発3号機(佐賀県玄海町)で、燃料集合体1体から放射性物質が漏れているのを確認したと発表した。外部への影響はないという。
 3号機では昨年11月、原子炉を冷やす1次冷却水で放射性物質のヨウ素濃度が上昇しているのが判明。九電は1月に始めた定検で、燃料集合体193体についてヨウ素の漏えい調査を実施していた。漏えいが確認された集合体は、20体あるプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料集合体と隣接する位置に設置されていた。
 九電は今後、燃料集合体を構成する燃料棒264本を調べ、漏えいしている燃料棒の特定や損傷状況などを確認する。3号機で使用済み核燃料を再利用するプルサーマル発電を開始した2009年以降、燃料棒からヨウ素が漏えいしたのは2回目という。(辻教)
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