[2021_07_08_09]基準地震動の想定見直し 玄海原発 耐震設計再審査へ【佐賀県】(佐賀TV2021年7月8日)
 
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基準地震動の想定見直し 玄海原発 耐震設計再審査へ【佐賀県】

 原子力規制委員会は7日、九州電力に対し、玄海原発の耐震設計の目安となる原発周辺で想定される最大の揺れ基準地震動について、規制委が改正した基準に基づき想定を改めるよう求める判断をしました。
 原子力規制委員会は4月、原子力施設の耐震基準に関し、断層が特定できないような未知の震源も考慮して評価するよう規制基準を改め、電力会社に対応を求めていました。九州電力は玄海原発について、新たな解釈に基づいても基準地震動の「変更は不要」としていましたが、7日、原子力規制委員会は「不要とは認められない」として九電の主張を退けました。
 これにより、ただちに運転が停止されることはありませんが、九州電力は再び基準地震動の想定を改めた上で、2024年4月までに再審査に合格する必要があります。九州電力は「現時点では、施設の変更工事は生じないと考えられる」としていて、新たに工事をする場合地元自治体の同意が必要になるということです。
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