[2020_06_08_04]佐賀県と玄海町、玄海原発2号機の廃炉計画を事前了解…作業着手へ(読売新聞2020年6月8日)
 
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佐賀県と玄海町、玄海原発2号機の廃炉計画を事前了解…作業着手へ

 九州電力玄海原子力発電所2号機(佐賀県玄海町)の廃炉計画について、佐賀県と玄海町は8日、安全協定に基づき、事前了解することを九電に伝えた。九電は準備が整い次第、廃炉作業に着手する。2054年度までの35年で作業完了を目指す。
 県と町は、既に廃炉作業が始まっている玄海1号機の計画変更も事前了解した。2号機と同時に作業を進めるためで、1号機の完了時期は、当初の43年度から11年延びた。
 佐賀県庁で事前了解の文書を九電幹部に渡した小林万里子副知事は「(廃炉計画は)35年の長期にわたる。気の緩みがないよう、これまで以上に安全対策に万全を期してほしい」と求めた。
 2号機については、原子力規制委員会が今年3月、廃炉計画を認可していた。廃炉に必要な費用は1号機が約385億円、2号機が約365億円を見込んでいる。
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