参照元
齋藤経産相 福島 内堀知事と面会 “原発廃炉は復興のカギ”
　13時14分
　齋藤経済産業大臣は17日、就任後初めて福島県を訪れて内堀知事と面会し、東京電力福島第一原発の廃炉について、「福島の復興のカギで、遅れは許されない。福島の皆さんに寄り添いながら取り組んでいきたい」と述べました。
　自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、交代する形で新たに就任した齋藤経済産業大臣は17日に、就任後、初めて福島県を訪れ、県庁で内堀知事と面会しました。
　この中で齋藤大臣は福島第一原発にたまる処理水の放出について、「今のところ順調に進んでいると思っているが、安全の確保を大前提に、風評対策、なりわいの支援に全力で取り組みたい」と述べました。
　そのうえで、「原発の廃炉は福島の復興のカギで、一刻の遅れも許されない。福島の皆さんに寄り添いながら取り組んでいきたい」と述べました。
　これに対し、内堀知事は「処理水の問題、避難区域の復興再生、福島第一原発と第二原発の完全な廃炉に向けて、一つ一つの課題を解決して成果をあげていただきたい」と述べました。
　齋藤大臣は面会後、記者団に対し、「私は経済産業省で23年勤務していて、事故が起こったときから、この問題にずっと関心を持ち続けてきた。この思いも含めて一生懸命取り組む」と述べました。