[2023_11_03_01]処理水3回目放出を開始、20日完了へ 4回目も準備(福島民友2023年11月3日) |
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08時03分 東京電力は2日午前10時21分、福島第1原発からの3回目となる処理水の海洋放出を始めた。放出予定の処理水に含まれる放射性物質トリチウム濃度は基準を満たしており、東電は過去2回と同様、約7800トンを放出する。20日の完了を見込んでいる。2日夕現在、放出に関するトラブルは確認されていない。 東電によると、10月31日に処理水約1トンを約1200トンの海水で薄めた結果、想定通りのトリチウム濃度になっていることを確認。2日の気象、海象条件を踏まえ、放出を開始した。 東電は初回の放出開始後、原発から半径3キロ圏内の10地点で海水を採取しトリチウム濃度の分析を行っているが、いずれも放出停止を判断する基準(1リットル当たり700ベクレル)を大きく下回っている。東電は本年度、約3万1200トンの処理水を4回に分けて放出する。 6日にも準備 東電は、4回目の放出に向けた準備を早ければ6日にも始めるとも発表した。 敷地内のタンクに保管されている計7800トンの処理水を、放出前の処理水に含まれる放射性物質が基準を満たしているかどうかを確かめる「測定・確認用タンク」へ移送する。 3群ある測定・確認用タンクのうち、初回の放出に使い、現在は空になっているタンク群へと仮設のホースやポンプなどを使って約2カ月かけて運ぶという。 |
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