[2023_09_12_06]GX電源法、25年6月施行 原発運転60年超可能に(日経新聞2023年9月12日)
 
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GX電源法、25年6月施行 原発運転60年超可能に

 17:27
 政府は12日、稼働から60年を超えた原子力発電所の運転を可能にする「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法」を2025年6月6日に施行する政令を閣議決定した。既存の原発をできる限り活用し、電力の安定供給と温暖化ガスの排出削減を目指す。
 電気事業法や原子炉等規制法など5本の法改正を束ねたGX電源法は23年5月に成立した。GX電源法は安全規制に関しては30年を超えて運転する原子炉について、最長10年ごとに劣化状況を評価し、原子力規制委員会の認可を受けることを義務付ける。
 東京電力福島第1原発事故後に導入した「原則40年、最長60年」の運転期間の規定を原子炉等規制法から電気事業法に移し、運転延長を経済産業相が認可する。
 今回の政令では25年の施行に先立ち、電力会社が30年を超えて動かす場合に必要な規制委審査の申請受け付けを10月1日から始めることも決めた。
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