[2023_04_04_04]原子炉の土台損傷生々しく 1号機内部の映像公開 福島第1原発(時事通信2023年4月4日)
 
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原子炉の土台損傷生々しく 1号機内部の映像公開 福島第1原発

 東京電力福島第1原発1号機の内部調査を巡り、東電は4日、調査時の映像を公開した。
 原子炉圧力容器を支える土台が損傷し、鉄筋が露出した生々しい様子などが改めて確認された。東電は今後、土台の耐震性などを調べるため、映像を詳細に分析する。
 公開されたのは3月28〜30日に実施された調査で水中ロボットが撮影した約5分半の映像。映像では、圧力容器を支える土台部分のコンクリートが無くなって鉄筋がむき出しになっていた。底部から約1メートルの高さまで損傷したとみられる。
 ロボット操縦用のケーブルの長さが足りず、撮影できたのは土台の半周強にとどまった。ただ東電は、残りの部分も鉄筋が露出している可能性があるとみている。
 専門機関の推計では、土台のコンクリが一部失われても耐震性は保たれるとされる。東電は今後、得られた映像を数カ月かけて分析し、耐震性を再検討する方針だ。
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