[2022_02_16_06]「核のごみ」巡り、無風から一転選挙戦に 北海道・神恵内村長選(毎日新聞2022年2月16日)
 
参照元
「核のごみ」巡り、無風から一転選挙戦に 北海道・神恵内村長選

 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査が進む北海道神恵内(かもえない)村で、任期満了に伴う村長選が22日に告示され、27日に投開票される。5期連続無投票当選の現職に対し、隣接する泊村で脱原発運動を続けてきた新人が立候補を表明。当初の「無風」から一転して36年ぶりの選挙戦になる見通しで、新人の動向に注目が集まっている。

新人、事務所メド立たず

 立候補予定の新人、瀬尾英幸氏(79)は小樽市出身の元会社社長。2015年に北海道電力泊原発のある泊村に移り住み、脱原発運動を行ってきた。1月16日に記者会見し、「無投票だと(原発問題を)考える機会がなくなる」などとして出馬表明した。しかし、神恵内村に足がかりは少なく、拠点となる事務所設置のメドも立っていない。このため、近隣の岩内町に「仮事務所」を置き、13日に事務所開きを行った。
KEY_WORD:神恵内村_文献調査_:TOMARI_: