[2024_05_30_05]完工時期判断 7月以降に 原燃再処理工場(東奥日報2024年5月30日)
 
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完工時期判断 7月以降に 原燃再処理工場

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 日本原燃の増田尚宏社長は29日の記者会見で、再処理工場(六ヶ所村)の「9月完成」目標を維持できるかの判断時期に遅れが生じ、「7月に入ってしまっても仕方がない」との見解を示した。4月の会見で6月が目安と言及していた。
 原子力規制委員会の審査会合が5月中に開かれず、耐震評価の方法がいまだ決まっていない。設計・工事計画の認可を得るまでに必要な作業量の見極めが滞り、完成時期の判断が「遅れるのは確かだ」とした。
 目標自体は「現時点で工程変更は考えていない」と従来の主張を操り返した。
 使用済み核燃料中間貯蔵施設(むつ市)で最長50年とされる一時保管後の核燃料の搬出先について、「(原燃の)再処理工場の操業期間に決まりはなく、設備更新しながら操業を続けていけば(50年後でも再処理は)技術的には可能だ」とした。
 (佐々木大輔)
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