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東北電力 国が管理する事業者の情報を不正閲覧
　東北電力は、１６日夜、複数の従業員が子会社に与えられていた権限を使って、国が管理する事業者の情報を不正に閲覧していたと発表しました。
　この中には個人情報も含まれるということで、東北電力はさらに調査を進め、今月２４日までに国に報告することにしています。
　発表によりますと、東北電力の複数の従業員は、子会社の送配電会社に与えられていたＩＤとパスワードを使って国が管理するシステムに入り、ほかの事業者の情報を不正に閲覧していたということです。
　アクセスの記録を確認した社内調査で明らかになりました。
　経済産業省によりますと、このシステムには再生可能エネルギーの発電事業者の名前や住所などがおよそ３４万件登録されているということで、この中には個人情報も含まれているということです。
　東北電力は、閲覧の目的や規模などについて「現時点ではわからない」としていて、さらに調査を進めた上で、今月２４日までに国に報告することにしています。
　東北電力は「事実関係の確認を進め、適切に対応したい」とコメントしています。