[2025_01_22_05]福井の使用済み核燃料搬出、経産相「事業者の連携重要」(東奥日報2025年1月22日)
 
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福井の使用済み核燃料搬出、経産相「事業者の連携重要」

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 武藤容治経済産業相は21日、福井県の杉本達治知事と経産省内で会談し、県内にある関西電力の原発でたまり続ける使用済み核燃料について「事業者全体で連携し対策を強化することが重要だ」とし、電力業界の取り組み状況を管理する考えを示した。杉本氏は「国は事業者を指導するという引いた立場ではなく、前面に立ち主体的に対応してほしい」と注文した。
 杉本氏は、県内の使用済み燃料の貯蔵スペースが3〜5年で満杯になり、搬出できなければ原発を停止せざるを得ない事態になると強調。武藤氏は県が求める燃料の県外搬出について、関電に工程表を早期に示すよう指導すると伝えた。
 関電は使用済み燃料のうち計約200トンをフランスに搬出し再処理する計画。武藤氏は会談で「(事業者が搬出量の)積み増しを調整中と承知している」と説明した。
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