[2025_01_28_01]柏崎刈羽原発 衛星電話の不具合相次ぐ 再発防止策強化へ(NHK2025年1月28日)
 
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柏崎刈羽原発 衛星電話の不具合相次ぐ 再発防止策強化へ

 17:43
 柏崎刈羽原子力発電所で、事故が起きた際に自治体などとの連絡に使用する衛星電話の不具合が相次いでいることを受け、東京電力は再発防止策を強化することになりました。
 これは28日、柏崎刈羽原発の稲垣武之所長が定例会見で明らかにしたもので、それによりますと、27日、柏崎刈羽原発7号機の緊急時対策所に設置されている衛星電話のアンテナに不具合があることが確認され、予備のものと交換されたということです。
 衛星電話は原発で事故が起きた際に自治体などとの連絡に使われ、柏崎刈羽原発の運用上の規定では常に5台が使用できる必要がありますが、衛星電話の不具合でこの規定を守れないケースが今回を含め、3件確認されたということです。
 この問題について稲垣所長は「緊急時の対応でコミュニケーションの手段が極めて重要だというのは福島第一原発の事故の教訓のひとつだ。徹底的に手を打たなければいけない」と述べました。
 その上で衛星電話の不具合の原因を調べるとともに、衛星電話を常に6台使える体制にするとして再発防止策を強化する考えを示しました。
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