[2024_09_20_06]女川原発2号機 放射線管理区域で水漏れ 外部への影響なし(NHK2024年9月20日)
 
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女川原発2号機 放射線管理区域で水漏れ 外部への影響なし

 17:34
 再稼働に向けて準備が進む東北電力女川原子力発電所2号機で、19日夜、原子炉建屋の放射線管理区域にある設備から水が漏れ出したと発表しました。外部へ放射能が漏れるなどの影響はないということで、東北電力は、今後、詳しい原因を調べることにしています。

 東北電力によりますと、19日午後11時30分ごろ、女川原発2号機の原子炉建屋で、巡視点検をしていた社員が地下1階の放射線管理区域にある制御棒を動かす6つの設備から水が漏れているのを確認したということです。
 東北電力がその後、調査したところ、この設備は水の圧力で制御棒を動かす仕組みになっていますが、動作確認のために圧力をかけた際、水圧を調整するための棒とパッキンの間に緩みができて水が漏れ出したということです。
 また、パッキンの隙間を調整するためのボルトを締め直したらすぐに水漏れは止まったということです。

 漏れ出した水は合計でおよそ4リットルで、放射線量を測定するモニタリングポストの値に変化はなく、外部へ放射能が漏れるなどの影響はないということです。
 東北電力では、今後、詳しい原因を調べることにしています。
 女川原発2号機では、ことし10月ごろの原子炉の起動や11月ごろの発電の再開に向けて設備や機器の点検などが行われていますが、今のところ工程に影響はないとしています。
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