[2025_09_25_04]東電“柏崎刈羽原発6号機 来月にも再稼働の準備整う見通し”(NHK2025年9月25日)
 
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東電“柏崎刈羽原発6号機 来月にも再稼働の準備整う見通し”

 16:43
 東京電力は、柏崎刈羽原子力発電所6号機で、原子炉に核燃料が入った状態で行われてきた主要な設備の検査が、早ければ来月中旬ごろに終了し、再稼働に必要な技術的な準備が整うという見通しを明らかにしました。

 これは柏崎刈羽原発の稲垣武之所長が25日の記者会見で明らかにしました。
 柏崎刈羽原発6号機では、再稼働に必要な検査の一環として、ことし6月から原子炉に872体の核燃料を入れた上で設備の健全性を確認する検査を行っていますが、先月には、原子炉内で核分裂反応を抑えている制御棒205本のうち、1本が引き抜けなくなる不具合が確認されていました。
 稲垣所長は25日の会見で、この不具合について、制御棒を動かすためのモーターを取り外し、ジャッキで動かす対応を取ったことで、今月20日に不具合が解消できたと説明しました。
 今後、制御棒を動かす装置を取り外して予備のものと入れ替えるとともに、詳しい原因を調査するとしています。
 その上で「調査結果を踏まえて新たな対応が必要なければ、10月中旬ごろには残りの検査が終了する見込みだ。工程ありきではなく、何かあれば立ち止まり、一つ一つ確実に安全最優先で対応していく」と述べ、再稼働に必要な技術的な準備が、早ければ来月中旬ごろに整うという見通しを明らかにしました。

 柏崎刈羽原発の再稼働をめぐっては地元の同意が焦点となっていて、花角知事は県民の意見を把握する取り組みを行った上で、来月末以降に再稼働の是非に関する自身の判断を示すとしています。
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