[2024_09_17_03]東京電力、柏崎刈羽使用済み核燃料の号機間輸送開始(日経新聞2024年9月17日)
 
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東京電力、柏崎刈羽使用済み核燃料の号機間輸送開始

 16:30
 東京電力ホールディングスは17日、柏崎刈羽原子力発電所の7号機で保管している使用済み核燃料38体を15日までに同原発の3号機に輸送したと発表した。約97%だった7号機の貯蔵率を下げる狙いで、2025年3月末までに残る342体も3号機に輸送する計画だ。

 柏崎刈羽原発が立地する新潟県柏崎市の桜井雅浩市長は、6、7号機の使用済み核燃料について貯蔵率を「おおむね80%以下にすること」を再稼働に同意する条件としている。380体の輸送が完了すれば、7号機の貯蔵率は約97%から約83%となる見通し。一方、3号機は約71%から約86%へと増える。
 6号機の貯蔵率も約92%と高いが、現時点で6号機の号機間輸送については未定としている。今月中には青森県むつ市にある使用済み核燃料の中間貯蔵施設に4号機で保管している使用済み核燃料69体を搬入する予定で準備を進めている。
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