[2025_06_11_05]高レベル処分地選定 「責任所在取らかに」 衆院委で岡田議員(東奥日報2025年6月11日)
 
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高レベル処分地選定 「責任所在取らかに」 衆院委で岡田議員

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 立憲民主党の岡田華子衆院議員は10日の衆院原子力問題調査特別委員会で、1995年から六ヶ所村に一時保管されている高レベル放射性廃棄物について質疑した。最終処分地選定に向け「国民の理解促進を含め、一部白治体の問題に矮小化させることなく、責任の所在を明らかにしながら進めてほしい」と経済産業省に現実的な対応を求めた。
 岡田氏は、調査から処分施設の完成まで約30年が見込まれるのに対し、廃棄物の保管期間は「30〜50年」とされていることを挙げ「事業者が地元との約束を果たすのは現実的に難しい」と強調。めどがたたない廃棄物問題に「負担を負うのは地元民。国民の意見は対立したまま。使っていいのか悪いのか中途半端な電源を残される将来世代がかわいそうだ」と述べた。
 れいわ新選組の佐原若子衆院議員は、3日の同委員会で不正確な表現があったとして訂正を申し出、陳謝した。核燃料サイクル施設受け入れを巡る85年の県議会全員協議会を「核燃料サイクルが全員一致で通ってしまった」と発言していた。 (加藤景子)
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