[2024_09_25_03]柏崎刈羽原発で事故なら「被害は破局的」 能登半島地震と原発テーマに、新潟県上越市で専門家が講演(新潟日報2024年9月25日)
 
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柏崎刈羽原発で事故なら「被害は破局的」 能登半島地震と原発テーマに、新潟県上越市で専門家が講演

 20:55
 能登半島地震と原発の危険性をテーマに、元京都大原子炉実験所助教の小出裕章さん(75)が新潟県上越市で講演した。2011年の東京電力福島第一原発事故で放出された放射能の調査結果を示し「原発が壊れたら途方もない被害を受ける」と述べ、東電柏崎刈羽原発の再稼働をさせないよう訴えた。

 小出さんは、福島第一原発の事故で大気中に放出されたセシウム137を「広島に落とされた原爆168発分」と分析。
 多くは偏西風に流されて日本国土に降ったのは約0.4%だったとし「それでも東北地方などが広域に汚染された」と語った。
 総出力が世界最大級の柏崎刈羽原発で事故が起きれば、東電福島第一原発事故を上回る量の放射性物質が放出されるとし「被害は破局的だ」とした。

 能登半島地震では多くの道路が壊れて寸断されたとし「いくら計画を立てても地震が起きれば避難できない。仮に大量被ばくせずに避難できたとしても故郷を失う」と指摘した。
 講演会は9月7日、市民連合・上越などでつくる実行委員会が開催し、約160人が参加した。(9月25日「新潟日報」デジタルプラスより抜粋)
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