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[2025_10_08_02]大間原発緊急対策拠点候補に青森県風間浦村・蛇浦地区 地元3町村、県に要望へ(東奥日報2025年10月8日) | ![]() |
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09:00 大間原発が立地する青森県大間町と両隣の風間浦、佐井村でつくる大間原発三ケ町村協議会(会長・野崎尚文大間町長)は7日、同原発の緊急事態応急対策拠点施設(オフサイトセンター)の誘致候補地を、風間浦村蛇浦地区の村役場新庁舎近くに決めた。同協議会は早期に整備主体となる県への要望を目指す。 同日、大間町で開いた会合で両村がそれぞれ候補地を提案。協議会を構成する3町村の首長、議員、職員ら23人の投票で選定した。 候補地は同原発から約6キロ東で、2026年利用開始予定の風間浦村役場新庁舎から約300メートル西側。地目は畑・山林・雑種地の7筆計2万1千平方メートル。標高約36メートルで、海岸から約400メートル離れている。 ▽重大事故発生時、直ちに避難を求める原発から5キロ圏の予防防護措置区域(PAZ)外▽同5〜30キロ圏の緊急防護措置区域(UPZ)内▽広さ7千平方メートル以上▽センターから2キロ圏内のヘリポート整備▽複合災害時のアクセスルート▽津波浸水区域外−など国のガイドラインや県がこれまで示した基準におおむね合う。 ただ一部民有地を含むため用地買収が必要なほか、電気、水道の敷設が必要。現在アクセス路となっている農道の幅員が約5メートルで、大型車両の交差が難しい。 野崎町長は取材に「候補地はむつ市が近く高台にあり、国道279号バイパスも今後通る可能性があって一番良い」と答えた。風間浦村の冨岡宏村長は「前回(16〜18年)は北通りの意見がばらばらだったが、今回は統一した考えで県、国に要望できる」と述べ、バイパスの整備促進に期待した。佐井村の太田直樹村長は「候補地までの道路が土砂災害や津波の警戒区域を通るので、今後は安全面が課題」と話した。 同センターに関して県は16年、大間町が提案した町内の候補地が「原発に近く避難区域となる可能性が高い」などを理由に不適合と判断。18年、県と両村が出した計5案の中から、むつ市大畑町の旧田名部高校大畑校舎を候補地に決めた。ただ県は23年、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震モデルで大間原発と大畑地区を結ぶ国道などが大津波で浸水する恐れがあるとして、見直しを表明していた。 |
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