[2024_07_04_02]川内原発 最大20年運転延長 市民団体が反対の申し入れ(鹿児島放送2024年7月4日)
 
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川内原発 最大20年運転延長 市民団体が反対の申し入れ

 19:07
 九州電力川内原子力発電所についてです。
 川内原発の1号機が3日、原則40年の運転期限を迎え、4日から20年の延長期間に入ったことを受け、市民団体が県と九州電力に対して延長の反対を申し入れました。
 申し入れを行ったのは、「脱原発鹿児島フォーラム」と「川内原発20年延長を止める会」の2団体です。

 (脱原発鹿児島フォーラム 下馬場学 副代表)
 「きょうから20年延長に入った。これまでも事故の危険性を言ってきたけれど、延長することによって事故のリスクが上がることを危惧している」
 両団体は、1月の能登半島地震を例に挙げて、地震の際には道路網が寸断されて避難がままならないことや、家屋の倒壊などで被ばくを避けるための屋内退避も難しい現実が浮かび上がったと指摘。
 さらに、川内原発1号機と2号機の使用済み核燃料プールも10年以内に満杯になるとして、「乾式貯蔵」による実質的な最終処分場化が進みかねないとしています。

 (県の担当者)
 「頂いた内容は上司にお伝えいたします」
 また、九州電力に対しても同様の懸念を伝えたうえ、原子炉の容器がもろくなる危険性などを訴えて、川内原発の運転延長を見直すように求めました。
 なお、川内原発1号機が運転開始から40年を迎えたことについて、九州電力の池辺和弘社長は、4日、「地域のみなさまに安心し信頼していただけるよう、積極的な情報公開と丁寧な説明に努めてまいります」とのコメントを発表しました。
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