[2024_06_06_05]むつ中間貯蔵施設 中止求め政府交渉 県内外4団体、集会も(東奥日報2024年6月6日)
 
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むつ中間貯蔵施設 中止求め政府交渉 県内外4団体、集会も

 04:00
 むつ市に立地する使用済み核燃料中間貯蔵施設の中止を求め、県内外の4団体が5日、国会内で集会と政府交渉を行った。共産党の高橋千鶴子衆院議員、鹿内博県議、「核の中間貯蔵はいらない!下北の会」の栗橋伸夫事務局長らが出席。燃料の搬出先が不透明だとして強い懸念を示した。
 政府交渉で鹿内氏は、六ヶ所再処理工場(六ヶ所村)が搬出先となる可能性があるーとした国の見解を挙げ、「搬出時に工場が稼働していない場合はどうするのか」と国の担当者にただした。また、中間貯蔵施設を使う東京電力ホールディングスと日本原子力発電の原発が、50年間とする貯蔵期間後も稼働している可能性は低いとして「再処理してプルトニウムを取り出しても使う原発はない」と断じた。
 高橋氏は「六ヶ所に燃料を搬出するならば、そもそも中間貯蔵をする必要はあるのか」と疑問を呈した。
 集会は、同下北の会や「原子力規制を監視する市民の会」などが主催。オンラインも含め約100人が参加した。  (加藤景子)
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