[2024_05_29_01]日本原燃社長 再処理工場 目標どおり完成を目指す考えを強調(NHK2024年5月29日)
 
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日本原燃社長 再処理工場 目標どおり完成を目指す考えを強調

 19:51
 六ヶ所村で建設が進む使用済み核燃料の再処理工場をめぐり日本原燃の増田尚宏社長は、「2024年度上期のできるだけ早い時期」とする完成時期の目標について「変える必要がいまあるとは思わない」と述べ、引き続き目標どおり完成を目指す考えを強調しました。
 日本原燃は使用済み核燃料の再処理工場の完成時期の目標を「2024年度上期のできるだけ早い時期」としていますが、運転の認可に必要な個別の設備の設計などについて原子力規制委員会による審査などがいまも続いています。
 日本原燃の増田社長は29日の記者会見で、目標とする完成の時期が日に日に迫るなか、自治体などから目標に対し懐疑的な見方が広がっていることへの受け止めを聞かれ、「厳しくなっているのは事実だ」と述べました。
 一方、「竣工目標を変える必要がいまあるとは思っていないし、変えるべきではない」と述べ、検査の効率化などを行うことで目標どおりの竣工を目指す考えを改めて強調し、目標を見直すかどうかについては今後、2回程度行われる審査会合を踏まえ、工程を維持できるか見極めたうえで慎重に判断する必要があるという考えを示しました。
 また、日本原燃が事業者の「ウラン濃縮工場」では、今月、複数の不具合が見つかり、遠心分離機へのウランの供給が再び停止しています。
 これについて増田社長は「皆さんにご心配をかけて申し訳なく思っている」と陳謝したうえで、ウラン供給の再開に向けて最終的な確認作業を進めていると説明しました。
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