[2024_05_14_02]作業員被曝で停止中の増設ALPSを15日に運転再開 東京電力(産経新聞2024年5月14日)
 
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作業員被曝で停止中の増設ALPSを15日に運転再開 東京電力

 19:23
 東京電力は14日、福島第1原発で昨年10月、下請けの男性作業員2人が高濃度の放射性物質を含む廃液を浴びて被曝(ひばく)した事故を受け、停止していた増設の多核種除去設備(ALPS)の運転を15日に再開すると明らかにした。「再発防止策や設備運用の準備が整ったため」としている。
 東電によると、ALPSは汚染水から大部分の放射性物質を取り除く施設で、既設、増設、高性能の3種類がある。既設と高性能は運転を続けてきた。
 事故は昨年10月25日、増設ALPSの配管洗浄後の廃液をタンクに移す作業中に発生。予定外の弁操作をしたため、洗浄中に発生したガスと廃液が高圧で流れ、タンクからホースが外れたことで廃液が飛び散った。廃液を浴びた2人は身体汚染を防ぐ雨具を着ておらず、一時入院した。
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