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柏崎刈羽原発の地元同意 柏崎市長 国の対応注視して判断
　16:27
　東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原子力発電所の地元同意を巡り、柏崎市の桜井市長は、地元で開いた住民懇談会で出た原発事故の際の避難などに関する不安の声を踏まえたうえで、避難道路の整備などへの国の対応を注視して判断する考えを示しました。
　柏崎刈羽原発の再稼働を巡り、地元同意が焦点になる中、柏崎市の桜井市長は判断の参考にするため、ことし3月から先月にかけて市内の11か所で住民懇談会を開き、市民からは能登半島地震を受け、原発事故が起きた場合の避難などについて不安の声が出されていました。
　これについて桜井市長は8日の定例会見で、「原発の再稼働に不安を抱いている人の話を直接、聞くことができたのは意義があると考えている」と述べ、市の防災講座を通じて避難計画を周知するなどして、不安の解消に努める考えを示しました。
　そのうえで桜井市長は柏崎刈羽原発の再稼働について、これまでにエネルギーの安全保障や気候変動などの面でも意義があるという考えを示していますが、市などが要望している避難道路の整備などへの国の対応を注視したうえで、同意するかどうか判断する考えを改めて示しました。