[2024_03_11_03]東電社長「反省と教訓が原点」 福島第1原発で訓示(日経新聞2024年3月11日)
 
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東電社長「反省と教訓が原点」 福島第1原発で訓示

 17:21
 東京電力ホールディングスの小早川智明社長は11日、東日本大震災で原発事故を起こした福島第1原子力発電所で社員に訓示した。地震発生時刻の午後2時46分に合わせて黙とうした。小早川社長は「事故の反省と教訓が原点だ」として安全を最優先に廃炉を進めるよう指示した。
 同原発では23年度に汚染水の漏洩や作業員の被曝(ひばく)など重大なトラブルが相次いだ。小早川社長は「福島の復興に水を差しかねない」と述べ、安全管理など基本動作の徹底を呼びかけた。
 作業員に手順などを明確に伝えるよう指示したほか、安全に関わる設備投資や人員増強は「ちゅうちょせず取り組む」と説明した。東電は現場を管理する組織の再編や人為的ミスを防ぐデジタル技術の導入を進める。
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